GHOSTBUSTERS Proton Packの作り方 (3Dプリント編)

GB Proton pack

3DプリンタでのProton Packの作り方を紹介します(2023年11月に完成)。参考になれば幸いです。

※電気回路については、「GHOSTBUSTERS Proton Packの作り方(電気回路編)」を参考にしてください。

私が作成したProton Packは、こんな感じです。

 

1. 3Dデータ

・無料のデータはいろいろありますが、私はQ-packをオススメします。

 https://github.com/mr-kiou/q-pack

作りたいProton Packの種類(Part1, Part2, After Life, Frozen Empire)によって使用するデータが違うので注意。バージョンによりMBのサイズ等も変更になる場合があります。

  

2. 工具類(電気回路以外)

  • 3Dプリンター(FDM):ベッドサイズが300mm x 300mm以上の物がオススメ
  • 3Dプリンター(光造形):クリアパーツ等強度がいらない細かいパーツをプリントするのに使用
  • カッター:パーツの余分な部分を切る場合等に使用
  • ニッパー:パーツの余分な部分を切る場合等に使用
  • ラジオペンチ:ナットを抑えたり、パーツの余分な部分を切り離す場合等に使用
  • ハンドドリル:ネジ穴等を開ける場合に使用
  • 電動ドリル:Alice Pack Frame等にネジ穴を開ける場合に必要
  • ドライバー:+ネジを閉める場合に必要
  • 六角レンチ:六角ネジ(ステンキャップ)を閉める場合に必要
  • ヤスリ
    • 荒削り用:#100以下 私の場合、マイクロベルトサンダー(#80)を使用
    • 下処理用:#200〜#300 私の場合、セリアのクッションヤスリ#270を使用
    • 仕上げ用:#600〜#1000 私の場合、セリアのクッションヤスリ#600と#1000を使用

 

3. 材料(電気回路以外)

  • フィラメント:私の場合、PETGを約7kg使用(壁が2mm、インフィル10〜15%で)。
  • 光造形レジン:細かいパーツをプリントしたり、ヤスリがけで消せない積層痕を埋めるのに使用(積層痕はモデリングペースト+IPAでも良い)
  • 接着剤:私の場合、PETGパーツ同士の接着はアクリサンデー、それ以外の接着はセメダインSuperXGを使用。
  • ポリパテ:パーツ間の隙間を埋めるのに使用
  • エポキシパテ:反った部分等、パーツを修正
  • パテ(ラッカー系):細かい傷を埋めたり表面仕上げに使用。
  • サーフェイサー:塗装前の下地
  • 塗料:ラッカースプレー等
  • Alice Pack Frame:私は、アメリカのAmazonで購入
  • アルミ製マザーボード:私は、Q-Packで準備されているデータを修正して、ミスミに発注(スピーカー用の穴は自分のスピーカーサイズや実装位置に合わせて修正必要)
  • 各種ネジ:ステンキャップ等、色々なサイズが必要。
  • リボンケーブル:GBfanのページ等で購入可能。安くしたい場合は、色が異なるが秋葉原等で同じ様な幅の物を入手可能。
  • リボンケーブルクランプ:ホースクランプ(23mm径)
  • アクリルパイプ:wandのバレルに使用
  • コルゲートチューブ
    • 太さ20mm プロトンパックとニュートリノワンド間
    • 太さ10mm プロトンパックの複数箇所で使用
  • カラーチューブ(またはケーブル):赤、青、黄色、緑が必要。チューブはGBfanのページで購入可能。安く抑えたい場合は同様の太さのケーブルでの代用をお薦め。
  • 真鍮棒(6mm径):イオンアームで使用。
  • 塩ビ板
    • 赤(透明):サイクロトロンに使用
    • 青(透明):パワーセルに使用
  • その他:アフターライフ版、フローズンサマー版の場合は他にも部品が必要になります。

  

3. Slicer

Q-packのデータ作成者はPrusaSlicerを推奨しています。私の場合は、サポート不要のパーツはPrusaSlicerを使用し、それ以外はUltiMaker Curaを使用しました。

殆どのパーツがサポートなしで印刷できるモデルになっています(屋根があるパーツもブリッジを形成する事でサポートレスでプリント可能)。

PrusaSlicerのダウンロードは、https://www.prusa3d.com/page/prusaslicer_424/

Prusa製以外のプリンタでも使用できますが、最初と最後のノズル移動はGコードの変更が必要な場合があります。

UltiMaker Curaのダンロードは、https://ultimaker.com/software/ultimaker-cura/#downloads

スライサーの設定は、私の場合、壁厚2mm(ベルトサンダー等で削るため)、インフィルはジャイロイドで10〜15%(強度が求められるが重いと背負うのが大変)にしてます。

 

4. プリント

こんな感じでパーツをプリントします。

 

5. パーツの加工

マイクロベルトサンダーで積層ズレ等を削ったのち、各パーツをボルト接続&接着していき、プロップで隙間が無い部分はポリパテで埋めてヤスリがけします。

 

マイクロベルトサンダーが届かない箇所で積層痕を消したい場合は、光造形レジンを塗って固めた後、ヤスリがけ(300番くらい)をします(若しくはモデリングペーストをIPAで溶かした物を塗った後、ヤスリがけ)

その後、ラッカーパテを塗ってヤスリがけ(600番くらい)して表面処理。

 

 

6. 細かいパーツの作成

私は、細かいディティールの部品を光造形3Dプリンタで作りました。

 

7. 塗装&仕上げ

サフを吹いて、ラッカースプレーで塗装して、各パーツを組み立てる。

 

ステッカーを貼って、プロトンパックの外側が完成。

 

ニュートリノ・ワンドも同様に作成。

 

マザーボードやアリスフレームを接続して完成。

Do or Do not. There is no try.

ではでは、またね!

コメントや質問はXの@AB_PROPSにお願いします。

※今回の記事には、有料箇所はありません。

Posted by AB